ヨーロッパ最大の祭典EUROを、めいっぱい楽しむツールが完成
まもなく始まるヨーロッパ選手権。
4年に一度のサッカーの祭典を、楽しみましょう!
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EUROとは、どんな大会か?
世界最大のスポーツイベントと言えば、サッカーのワールドカップです。
ご存じですか。
「いやいや五輪だろ」と思っていませんか。
TV視聴者数は35億人超(全世界の半分以上の人)、延べ260億人超で、夏季五輪と比べても5倍の規模です。
開催期間も倍の1ヶ月超、会場も一都市に限らず、国中で繰り広げられます。
五輪なんてメじゃありません。ぶっちぎりです。
男子だけの、しかも単一の競技でこれほどの人々が熱狂するのですから、世界中にサッカー狂がいかに多いか、お解りになると思います。
ところでサッカー界では、今年はヨーロッパ選手権の年に当たります。
ヨーロッパ選手権というのは、正確にはUEFA欧州選手権(UEFA European Football Championship)といい、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する国際大会です。
”EURO(ユーロ)”の略称で呼ばれるこの大会は、ワールドカップの中間年(夏季五輪の開催年)に開催されることになっていて、今回はTOKYO2020同様、2020年から延期されました。
やれ中止だ再延期だとかまびすしい五輪を取り巻く状況と違い、EUROは、開催する気マンマンです。
おそらく無観客でしょうが。
【訂正】6月1日の情報ですと、観客入れて開催のようです!
この1年間、UEFAや欧州各国のサッカー協会は、コロナ禍でもリーグを中断することなく、様々な運営ノウハウを蓄積してきました。
ですから、欧州のサッカー関係者もサポーターも、誰一人として開催自体に疑問を1ミリも持っていません。
ところで、EUROとはどんな大会なんでしょう。
一言で表現するなら、ブラジルとアルゼンチンが居ないワールドカップですね。
ちょっと乱暴ですが。
開催期間はワールドカップ並みの1ヶ月超、12か国12会場で開催されるスケールはワールドカップ以上です。
そして何より、32ヶ国参加でちょっと緊張感に欠ける対戦カードができちゃうワールドカップと違い、実力が拮抗した24ヶ国同士の「捨てカード無しのガチ勝負」の連続だから、当事者でなくても本当に面白いのです。
UEFAには現在、(地勢的にはアジアであるトルコ、イスラエル、カザフスタンなども含め)55の国と地域の協会が所属しています。
あんな狭い地域に55ものナショナルチームがひしめきあい、2年毎にEUROやワールドカップの予選を戦っている訳で、いわゆる格下のチームも、弱いながら負けない戦い方を身につけ、あわよくば下剋上しようと常に虎視眈々狙っているのです。
それが証拠にEUROは、とてもアップセットが多い大会です。
- 1992年のスウェーデン大会では、予選通過後に出場権を剥奪されたユーゴスラビア(内戦による国際試合参加禁止制裁)に代わって「繰り上げ出場」したデンマークが、あれよあれよという間に優勝しました。
- 2004年のポルトガル大会では、参加2回目の伏兵ギリシャが開催国を2度破って優勝。
- 前回2016年のフランス大会では、アイスランドが8強、ウェールズが4強に躍進したのも記憶に新しいトコロです。
こんなこと、ワールドカップではあまり起きません。21回の大会で優勝したのはたった8ヶ国のみ。連覇もありますね。
EUROは、15回の大会で優勝国は実に10ヶ国。連覇もありません。
どれほど拮抗したいい勝負が多いか、数字でも明らかです。
という訳で、観客側としても、しっかりコンディションを上げていきましょう。
何しろ試合時間は、日本では真夜中なのです。
WOWOWに再加入
さて、いまひとつ人気のないEURO。
当然と言えば当然、TVの地上波放送はありません。
WOWOWの独占放送なんです。
ということで、WOWOWに再加入するしかありません。
ところで、私の場合、スポーツイベントの歴史はAV充実の歴史でもあります。
こんな具合です。
- 82年:スペインW杯:大学生協で初のVTR購入(それ以来6〜7台使い潰している)
- 90年:イタリアW杯:BSチューナー購入(だってNHK-BSで独占放送なんだもん)
- 92年:EURO:WOWOWに初加入(だって独占放送なんだもん)
- 00年:シドニー五輪&EURO:フラットTV新調(だってちょうど壊れちゃったんだもん)
- 06年:ドイツW杯:DVDレコーダー購入
- 08年:EURO:WOWOWに再加入(だって独占放送なんだもん)
- 12年:ロンドン五輪&Euro:プラズマTV新調、WOWOWに再加入(以下略)
- 14年:ブラジルW杯:BDレコーダー購入(だってDVDレコーダー壊れちゃったんだもん)
- 16年:EURO:WOWOWに再加入(だって独占放送なんだもん)
- 20年:液晶TV新調(だって夏の異常な暑さでプラズマTV壊れちゃったんだもん)
- 21年:EURO:WOWOWに何度目か(数え切れない)の再加入 ←今ここ
WOWOWは91年に本放送を開始しましたが、当時の目玉コンテンツはTWIN PEAKSとEUROでした。
それ以来、見事に2年毎に何か買ったり契約したりしていますよね。
「まったく敵のペース」と言っていい状況です。
ただし、加入月は月末まで無料ですから、6/11の開幕に合わせて加入すれば、7月末まで1ヶ月分だけで視聴できますので、お得に乗り切ることもできます。
まぁこれでしばらくサッカーコンテンツと映画三昧の日々が送れるので、よしとします。
よい子のツールも完成!
お待たせしました。
今回も、EURO2020を100倍楽しむよい子のツールが完成しました!
これは、前回(2016年フランス大会)のサンプルです。
「100倍楽しむツール」と言っても、グループリーグの割り振りや試合スケジュールなどをまとめた、まあ何の変哲もないただのエクセルの表なのですが、これが結構好評なのです。
大会が近くなると、どこからともなく「ねえあれまだ?」と訊かれます。
対戦成績が書き込めて勝ち点や得失点差などを自動計算してくれるので、大会が始まってからも、
「グループリーグ2位抜けするためにはこの国には勝って」
とか何とか、これでいろいろ遊べる訳です。
思えばこれも歴史が長く、最初に作ったのは、98年のフランスW杯の時でした。
それ以来ワールドカップとEUROの度に作り、今回は12回目ということになります。
その間に、EUROは参加国数が16→24に増え
- ノックアウト・ラウンドに進出できるのは、各グループ2位まで12チーム+3位のうち4チームの計16チーム
- グループリーグの順位は、勝ち点>同勝ち点の場合当該チームの勝敗>3試合の得失点差>で決定される
というような複雑なレギュレーションが採用さました。
これをロジックに落とし込んで関数を組むのは、結構苦労しました。
もともと理系ですし、サラリーマン時代に投資計画を立てるのにエクセル(古くはLotus1-2-3やマルチプラン)をガンガン使っていたので、その延長で作った感じですが、マクロを一切使わず関数だけで計算するには、それなりにセンスよくロジックを組む必要があります。
例えば、順位決定のためのポイントを独自に計算したりとか、です。
よい子のツールDL申請はこちら
ここで、よい子のツールのダウンロードを申請してください。
折り返し、ダウンロードURLとパスワードを記したメールを返信いたします。
【おまけ】
↑このUEFA作成のマッチ・スケジュールは、ここからダウンロードできます。
さあ、まもなく始まるEURO2020。
5年ぶりのお祭りを、楽しみましょう!